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ホーム >  活動報告 >  がん専門薬剤師の養成:がん専門薬剤師の役割と薬剤師外来での業務

がん専門薬剤師の養成:がん専門薬剤師の役割と薬剤師外来での業務


2人に1人は一生のうちにかかるといわれている「がん」。そのがんの治療法のひとつに化学療法(抗がん剤を使った治療)がありますが、現在その治療の多くが外来でも受けられるようになってきています。
医者、看護師を含めた多職種が治療に関わる中、化学療法では薬剤師がとても重要な役割を果たしています。化学療法に特化した「がん専門薬剤師」が中心となり、外来での患者さんに対する化学療法のサポートを行っています。

がん専門薬剤師の役割

当院のがん専門薬剤師

化学治療は他の薬剤療法とは異なり、毒性が強く適切に使用しなければ致死的な副作用が発生することもあります。また、患者さんの全身状態もさまざまであり、副作用の発現も個人差があります。言い換えれば、画一的な治療では十分な効果が得られない場合があるため、患者さんひとりひとりに対応していく必要があります。そこで、一般的な薬剤に関する知識や病態の理解に加えて、がん薬物療法に特化した知識を用いて質の高い薬物療法を提供し、患者さんの健康や日常生活の質の向上に貢献することが、がん専門薬剤師の役割になります。

薬剤師外来での業務

薬剤師外来の様子

化学療法には点滴と飲み薬の2種類がありますが、がん専門薬剤師はそれぞれの治療法における説明や指導を行い、全ての患者さんが安全でよりよい治療が受けられるよう努めています。
外来化学療法室では点滴中に薬剤師が説明、指導に伺っています。また、内服抗がん剤の患者さんについては、2012年5月に喜谷記念がん治療センターが設立されると共に「薬剤師外来」が設けられ、がん専門薬剤師による個室面談のサポートが開始されています。がん専門薬剤師は、患者さんの病態や心理的な状況を把握し、有効性と安全性が確認された薬剤を患者さんの状態にあわせた用法・用量にて提供されているかどうか確認します。また、治療中の患者さんの治療効果、副作用の状況を確認した上で対策を考え、時には主治医に処方提案も行います。
内服抗がん剤を対象とした薬剤師外来の件数は年々増え続けており、2016年度には1年間で約350件になりました。今後もがん専門薬剤師の育成を続けることで、さらなる薬剤師外来の拡張を行い、そしてより多くの患者さんが化学療法に満足してもらえるよう取り組んでまいります。